夏の夕べの ほの昏(くら)き みどり 牧場の 蒼穹(そうきゅう)に 月 香(かぐわ)しく 照り渡る 蟋蟀(こおろぎ)は せせらぎの ほとりに 集(すだ)きゐて そのとき 水辺に うごくは なにものぞ 旅人 ひとり 佇(たたず)み 聞くは しじまの 息づかひ 噫 刹那 眼に入…
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